金属部品 加工技術の紹介
珪素鋼板・電磁鋼板の加工
珪素鋼板とは?
鉄やコバルト、ニッケルなど磁力線を通しやすい物質、いわゆる強磁性体のなかで、コスト面で有利な鉄に ケイ素(シリコーン)を加える 結晶方位のそろい方や磁区の幅をコントロールする など手を加えることで、磁気的な性質を改良した鉄板 電磁鋼板 です。
ケイ素が含まれているところから従来は、珪素鋼板と称されていましたが現在、ケイ素を含まないものも登場しているため、電磁鋼板と呼ばれています。.
パーマロイ(Permalloy)の加工
用途:高感度センサー
パーマロイ (permalloy)とは?
Fe-Niの合金で初透磁率の大きいことを目的に作られた合金である。 名前の由来はpermiability(透磁率)+alloy(合金)による。
たとえば磁気ヘッドや継電器(リレー)の磁芯などの用途において必要な性能は、微少な磁場の変化に対して容易に応答することである。この用途にいろいろな合金が開発されている。 Ni、Feの他にMoを加えたスーパーマロイ(supermalloy)やCu、Crを加えたミューメタルなど別の名称をつけた合金もある。
アモルファス(amorphous)の加工
用途:高感度センサー
アモルファス(Amorphou)とは?
アモルファス(Amorphous)(非晶質(ひしょうしつ))は、結晶のような長距離秩序はないが、短距離秩序はある物質の状態。熱力学的には、自由エネルギーの極小(非平衡準安定状態)にある状態のこと。
不定形。球状や針状といったような一定の形態を持たない状態のこと。Amorphousは、morphousにnon-の意味の接頭辞aが付いた語。結晶は、明礬や水晶のようにそれぞれ固有の結晶形態を持っており、morphousである。しかし、急冷や不純物が混じった状態で出来た固体は、時間的空間的に規則的な原子配列が取れず非晶質となり、不定形である。 アモルファス状態は、非金属ではしばしば見られる状態である。金属にもアモルファス状態が存在することは、アメリカのポール・デュエイ(Pol Duwez)カリフォルニア工科大学教授らが発見した(1960年)。
アモルファスとされるものには結晶構造を完全にもたないものと、光学的には結晶構造が見られない場合でもX線解析では弱い回折を示す潜晶質とがある(ただし、潜晶質は結晶質と解される場合もある)。天然に産出する鉱物では、非晶質と言われるものの、そのほとんどが潜晶質である(例:オパール、メノウ)。
アモルファス材料の大きな特徴として、均質で等方性であることが挙げられる。結晶が存在しないため、結晶粒界や格子欠陥のような「弱い」構造が存在しないことが利点になる。 結晶状態とアモルファス状態では、同じ材料でも物性が大幅に変わることがある。例えば電気伝導性や熱伝導性、禁制帯幅、光透過率や光吸収率、透磁率、物理的強度、耐蝕性、超伝導性などである。
カットコアの加工
用途:直流(DC)センサー
高周波トランス用
高周波リアクトル用
高周波パワートランス用
ノイズフィルター用
パルストランス用
《カットコアとは?》
カットコアとは各種磁性材料(方向性けい素鋼帯、アモルファス等)を巻き、ひずみ取焼きなまし後、接着、切断したものを言います。
《標準カットコア》
SC型、EC型巻鉄心の標準カットコアは、商用電源、高周波電源、リアクトル用等に幅広く使用されています。
《特殊なコア》
量産品から多品種小量品、特殊コア等
※特殊なご要求等につきましてはお客様のご要望に応じて製造致します。
特殊加工の紹介
【部品加工・特殊加工】
下記の工程のさまざまな技術、ノウハウより対応いたします。
ワイヤーカット
自社 外注にて 加工が格安にて可能です
溶接
抵抗溶接 アルゴン溶接 TIG溶接と 必要に応じた対応が可能です。
ブローチ
精度が必要とされる、圧入部などを加工することができます。
金型
自社設計にて可能です。 プレスのほかに 樹脂金型 成型金型 等扱っています。
検査
検査設備がとても充実しています。 標準電源 LCR LCZメータ、 レシオ計、耐圧絶縁試験機 平衡度等、コイル加工に必要とされる設備を取り揃えております。
設備一覧
|
|
|
|